2018年12月1日 公開セミナー「外国学修歴・資格認証(FCE)と人材流動化-人口減少・定住外国人・日本語教育-」のご案内

この度、一般社団法人「持続可能な国際教育推進のための研究コンソーシアム」は、「外国学修歴・資格認証(FCE)と人材流動化-人口減少・定住外国人・日本語教育-」に関する公開セミナー(Webinar)を実施することになりましたので、ご案内いたします。

先進国における人口減少と労働力不足が深刻化する中で、日本を含む主要国は、優秀な留学生、技能や知識を持つ高度外国人材の受入れを進める政策を展開しています。国外からの学生や高度人材の流動性が高く、人材活用が円滑に進んでいる国では、国外で得られた資格、学歴、技能などを認証する専門機関が設置され、資格認証(recognition of qualifications)の先進的な取り組みがおこなわれています。国外での学歴や資格取得をもつ者を受け入れる際の外国学修歴・資格認証(FCE)は、高等教育機関の国際通用性と接続性を高め、多様な人材を受け入れるために不可欠な機能となっています。特に欧米や豪州では、リスボン認証条約(1997年)によるFCEの概念、国家資格枠組み(NQF: National Qualifications Framework)と呼ばれる「資格のものさし」を活用して、専門機関による資格認証がおこなわれています。

2018年2月には、「アジア太平洋地域における高等教育の資格の認証にかかわるユネスコ地域協定(東京規約)」が発効しましたが、この規約を締結した日本において、国際標準の資格認証体制の確立は喫緊の課題となっています。本公開セミナーでは、日本が多様な国から留学生や高度人材を受け入れていくうえで、FCEのシステムや概念をどう生かしていくことができるか、を検証します。

【公開セミナー】(Webinarにより同時配信予定)
12月1日(土)公開研究会 13:30-16:00 東洋大学白山キャンパス10号館3階A301
「外国学修歴・資格認証(FCE)と人材流動化-人口減少・定住外国人・日本語教育-」
セミナーは終了致しました。

<講演>
「増大する在留外国人と政府の新政策」 毛受敏浩(公益財団法人日本国際交流センター執行理事)
「人材流動化に資格認証はなぜ必要か」 芦沢真五(東洋大学国際学部教授) 

<ゲストによる問題提起>
「定住ネパール人コミュニティーの発展と直面する課題」Dr. Bhupal Man Shrestha(エベレスト・インターナショナル・スクール・ジャパン理事長)
「高度外国人材育成と日本語教育」 杉山 充(一般財団法人 海外産業人材育成協会(AOTS)日本語教育センター担当長)

<パネル・ディスカッション>

主催:東洋大学FCE科研チーム
科研費基盤研究B「外国学歴・資格認証における国際同等性の比較研究」(代表者:芦沢真五)
共催:一般社団法人 持続可能な国際教育推進のための研究コンソーシアム(RECSIE)
問合せ先:東洋大学国際学部 芦沢研究室 (03-3945-8018) セミナーは終了致しました。